MAPメイキング講座08
執筆者:神凪洸
今回は特殊MAPの一つ、火山MAPのメイキング。
火山と言えばなんですかねー……ゆで卵っすかね(え
とりあえず火山外部を作成してみたっすよ・w・
とりあえず今までのポイントを上手く使用して、色々ポンポン置きましょう。
そして火山なので、緑はイメージ的にないっすよね。そこで枯れ木を置いて火山の外を演出・w・
また壁や地面にある亀裂や穴からは、キャラチップイベントで煙を置くと動きもついていいっすね。
火山と言えば温泉っすからね・w・
火山目の前だとすんごく熱そうっすけどwwww
そして火山の外は基本的に流れてくる溶岩なんかでぼこぼこはしていても、表現するのは面倒なので全体的に平面的なMAPにしてるっす・w・
その変わり一部だけ、階段をつけて平面過ぎないように工夫。
この辺は現実尊重より空想が大事!!楽しめるMAPにするのが一番っすからね!!
ポイントヽ(`Д´)ノ
特殊なMAPでは雰囲気さえ伝われば一つや二つの有り得ない部分があっても全く問題なし!
それと温泉って事で水だって流れてる筈……ついでに言えば海に浮かぶ火山島なら海辺がある。
ちょこっと涼しさを演出すれば、さらに火山の外って雰囲気が出るっすよね!
火山の内部を作成して行くっすよー。今回はVXAceにあるサンプルMAPを元に作成してくっす・w・
そこッ!このめんどくさがりめ!!!ヽ(`Д´)ノとか言わないっす!><
■まず第一層改変
変わったと言えば変わった、変わってないと言えば変わってない……。
それぐらいの差しかないですが……これを元に第二層!!! 行くっすよー!
■サンプルMAPの第二層目を読み込む
↑これが何も弄ってないデフォルト状態。
ポイントヽ(`Д´)ノ
Ace所持者は、是非サンプルMAPを活用すべし!
これは単純にめんどくさい構造部分をカット出来るし、時間短縮にもなるし、何よりMAP作成初心者or特殊MAP制作時はとってもいい練習台になるからっす・w・
特に階段の設置……基本的に同じサイズのMAPにするなら階段の位置も大体一致してた方が
現実味があるし迷いにくいっすよね。MAP表示するスクリプト入れてる方は特に。
これが結構位置を間違えたり向き間違えたりするんすよねー^^;
一から作成する場合は、出来たMAPをコピーして階段のチップだけ、上りから下り又は
下りから上りのチップに変えて、そこから地面やら何やらを白紙に戻すように
とりあえず一つのタイルで塗りつぶして……大分大変っす(゚д゚)!
ポイントヽ(`Д´)ノ
階段の位置はあまり変えるな!!
せっかくサンプルMAPを活用するのに階段の位置を変えてしまったら大変っすよ!
故意にランダムダンジョン的な感じにするのなら別として。では此処から改変して行こう!・w・
■第一層の作りを目安にする
まず第一層の左下辺りに注目。
↑此処、大きな穴があり普通には飛び越えられない設定にしてるっす・w・
つまり此処を飛び越えないと行けない部屋がある!って事っすよね。
↑これが第二層の改変した後。
何処からも通れない!あそこを渡る事が出来ないとダメなようだ!
そんな感じで壁でばーっと塞いじゃうっす・w・
これであの穴の存在に意味をつけられるっすね。これの逆パターンで第二層から第一層に向かう事でしか、あの第一層の向こう側にいけない!という手もあり・w・
ポイントヽ(`Д´)ノ
この時に隠し通路のようなものにすると、ダンジョンの面白さUP
さらに言えばもっと下の層からずーっと上ってようやく第一層の向こう側に行けるという手もある。ただしこの手はあまりいい手とは言えない。のぼる回数が二回くらいであればいいが、
あまり深い層からでしか行けないとするのは、プレイヤーからしたら結構疲れる……。
どうしても凄く深い所から行かせたい場合は、テレポート的なイベントやスキルを活用するのをオススメするっす・w・
これでストレス軽減になるっすね。因みに上の第二層の小さな部屋みたいなのがあるっすよね。
この部分デフォから崩さずに利用・w・
自分でこの部分は残しておきたいなぁ、使えそうだなぁと思う部分は取っておくといいかも?
■ギラギラタイルの活用法
さて此処で一つ気になりませんかね?デフォの第二層MAPって凄く目が疲れると思いません?
主な疲れの原因は火山用のマグマタイルなんすけど……
ギラギラきませんかね?
そこで思いついた!!
色調画面で少し暗くすればいい!!
↑通常
↓ちょっと暗くした
全然違うっすね。使ってるPCの輝度は最低値にしてるんすけど、
最低値でも通常のは大分キツイっす(´・ω・`)
でもまだ目が疲れそうだなぁ……だけどこれ以上暗くすると、火の明るさが無くなる。
どうすれば……?
そんな時こそダンジョンという特性を活かす時!!(`・ω・´)
洞窟や火山等の内部ダンジョンはどんどん降りるか登るかにするっすよね?
そしてこのギラギラするマグマ!!滝を作ってしまえ!マグマなんて下に逆戻りしてしまえ!!!
って事で作成・w・
↑大分疲れにくくなったんじゃないっすかね?
そしてマグマ面積も少し減らして、通路を広くし通路にも穴を開けてみたっす・w・
これでシンボルエンカウントでも避けやすくなったし、見た目も変化して
MAPの雰囲気が良くなったっすね!しかも高低差も作れる!
↓黒タイルじゃなくてもこんな風に暗めの床タイルをマグマの中に
置くだけでも効果は出ると思うっす・w・
ポイントヽ(`Д´)ノ
特殊MAPはどうしても同じタイルばかりになりがち……。
こういう時は思い切って連なる同じタイルを黒タイルで潰してしまおう!意外といけるっすよ!
ポイントヽ(`Д´)ノ
マグマや雪原のようなギラギラしがちなタイルの多いMAPは、色調変化で少し暗くしたり
黒タイルや比較的暗いチップを置いて、面積を小さくしよう!
ギラギラ系はストレスを感じさせてしまう効果があるんで、目を休めるような工夫をすると
プレイを続けさせ、しかもMAPの雰囲気も上がるから楽しませる事が出来るんすよ・w・
火山だから雪原だから「何もない」では駄目っすよ!!
ただし画面内に収まるような凄く小さなMAPの場合はこの限りじゃないっすよ。
「何もない部屋」「何もない中にポツン」等 そういうMAPなんだって場合は
画面内に収まるMAPサイズにするのが無難だと思うっす・w・
さらにオススメな方法を上げるとすると、直ぐに視界暗転する事が出来るようにするっすかね・w・
ツクールで言えばフェードアウトっすね。場所移動の事っす。
そして場所移動時にフェードアウトしてから場所移動させ少しウェイトをさせてからフェードインをさせると十分目を休ませる事が出来るっす。
以前にも言ったような気がするっすけど適度なフェードアウトは、
プレイヤーを休ませる格好の時間っす。
ただし!あまりロードが長すぎるとイライラするっす。
ツクールは場所移動の暗転が凄く短いんで、フェードというよりフラッシュに近い気がするっす。なのでウェイトを入れるとプレイヤーにもFPSにも優しい( ´ ▽ ` )ノ
■全体的なバランスを取る
ポイントを抑えたら全体を見ながら改変してくっす・w・
第二層こんな感じになったっすよ。
階段とMAPの全体の形は変えず、中身だけ改変したっす。
■後はお好きにどうぞ
これで残るは小物なんかを設置してくだけっすね・w・
火山なんで下手なものは置けないっす。けどそこはところどころ裏切って!!
例えばこれ↓
誰ですかね、すぐ燃えてしまうような木の橋かけたのは……
イベントで置けば行きはあったのに帰りは無くなってる!?って演出も行けるっすねぇ。
↑当店で配布している崩れ壁素材を使用すれば、ただの壁もこの通り!→「崩れ壁」
↑普通はないだろう壁のヒビだって入れてやる!!ヽ(`Д´)ノ
飾るもんないんだもん!ヒビくらい入れさせろ! って感じで入れてみたっすwwww
■完成
うーん、やっぱりこう……同じ色合いしかないから何か物足りないっすねぇ……
植物すらないような場所っすからねぇ……。そこで考えた・w・
ポイントヽ(`Д´)ノ
どうしても同じ色合いにしかならない、
若しくは置けるような物が少ないMAPのダンジョンは、全階層を少なくするべし!
今回の場合はサンプルMAPも火山は第三層分しかないっすよね・w・
これだと思うんすよ。ネタ切れと言ってしまえばその通りでもあるんすけど
どう頑張っても同じような雰囲気にしか出来ないっすよね。
そこで少ない階層で複雑性を持たせたダンジョンにすれば、ネタ切れの心配もダンジョン滞在時間が極端に短くなる事もないと思うっす・w・
仕掛けやギミックを置く事でもやはりMAPの雰囲気・クオリティは上がると思うんす。
それだけでもMAP探索が楽しくなるし飽きるリスクは減るっすよね。
まぁ、つまり見た目がどうしてもなMAPはギミックで楽しませろ!みたいな・w・
■まとめ(?)
今回は如何でしたでしょうか?少しでも参考になれば幸いっすヾ(*´∀`*)ノ
今回は……
サンプルから学べ!!!
これっすかね?やっぱりサンプルなだけあって案外色々つまってるんすよねー。
今回の火山MAPだって階段の位置を見れば分かると思うっすけど、少ない階層のなかに凄くいっぱい階段があって、昇ったり降りたり繰り返して
ようやく最下層にたどり着ける様になってるんすよ・w・
少ないからこそ複雑性を持たせてダンジョンらしさ、MAP探索の楽しさを上げてるんじゃないかなーと思ったり……。実際どうなのかは分からないっすけど^^;
それとゲームはプレイさせる為に計算がされてたりすると思うっす・w・
戦略っすね。何気ないフェードアウトや何気ない空間には実は意味があったりするんすね。
自分達でゲーム作ってると、アレはこういう事なのか!とか発見出来たりするっす・w・
では・w・ノシ
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